「君とは話せないよ」
「でも、私は同じ人―」
「いや、私は―そういう意味じゃなく、私は―できない」
「許可されてないってことね。分かった」
「間違いだ。私の間違いかもしれない」
「メモを読んでくれなかったの?メモを見たって言ってよ」
「お願いだから静かにしてくれ。見ろ、本当にお互い話しているところを見られちゃいけないんだ」
「私は違う人間なの?ずっとあなたが知っていたのと同じ人じゃないの?」
「……私には出来ない、分かっただろう?」