[2]件のメッセージが届きました。2/50
差出人: クリアランス3/444K、バージル・ハズ主任研究員
回収記録が消失しました…何が起こったか知っていますか?ロジャーは分からないと言っていました。
差出人: クリアランス4/444K、ロイド・マーカス博士
マーカスです。
我々が今まで調べた意味は何だったのでしょう?それは無駄な苦労でした。
SCP-444-KO-5を殺した犯人は存在しません。結局、SCP-444-KO-5は自殺していたのです。そして、全てを知ってしまいました。
これまで我々はSCP-444-KO-5が-1〜-4を殺したと思っていました。しかし、そうではなかったのです。
彼らは…互いに殺し合ったのです。-1は-2に、-2は-4に、-4は-3に。そして、-3は…-5に殺されたのです。
そもそも、-5は一人しか殺していないのです。私が知っているのは彼らがそれぞれメッセージを送って山荘に集まり、彼らが計画した通り互いに殺し合ったということです。ところが不思議な、このような馬鹿らしい現象が発生しました。それは偶然でしょうか?
その殺人劇は知られてはならないものでした。財団がこれを発見した時点から、我々はすでに間違っていたのでしょう。その殺人劇は終わる必要がありました。知られていないまま全て終わる必要があったのです。
事件が起きたのをきっかけに28人が死亡し、その次にクリアランスレベル4を持つ職員3人が死亡し、そして文書に記載されていませんでしたが、昨日までに45人が死亡しました。
ここまで来ればわかるでしょう。その殺人劇は再び起こったのです。互いに殺し合う理由?分かりません。昨日までお互いの仲がとても良かった研究員たちが争い、そのうちの1人が死亡しました。これが精神操作なのかは分かりません。もしくは狂ってしまったとか。まぁ、前者のほうがより信憑性がありますが。
SCP-444-KOはその山荘で起きた"殺人劇"そのものです。SCP-444-KO-5が発見されるまで少し現象が停止していましたが、我々が発見することで再びその危険性が発現されたのです。しかし、なぜSCP-444-KO-5が死んでからは停止したのでしょうか?
そう。自殺すると連続殺人が停止するのです。それがSCP-444-KO-5でした。ところが、オブジェクトには異常性が現れました。そうです。自殺すれば-5のようになります。永遠に死骸に閉じ込められ、新しい異常オブジェクトになるのです。そして、自殺したときの痛みを一生感じ続けるでしょう。首を締められ、永遠に生きるのです。これはどのような痛みでしょうか?
では、果たして誰が自殺するのでしょうか?私は知ってしまいました。あなたも知ってしまったでしょう。
殺人劇自体が我々を苦しめるでしょう。言うなれば「犯人?居もし無いがよく探すように!」ということです。我々はたらい回しにされたのです。もうすぐ私は死にます。老け死ぬ?それは私も分かりません。しかし、その時まで耐えられるかが問題です。
この情報は非感染者には話すことはないでしょう。そうしないと、我々を自殺させようとするのです。我々、感染者同士が一番安全です。報告担当者もそう応じました。事実上、その文書はO5も直接見ることが出来ない最も安全なものです。しかし、前の文書を編集する権限がないので変えることは出来ませんでした。編集した奴は自分の権限と無駄な忠誠心を働かせたのです。彼にはこの情報について話していません。
私はこの情報をあなたと同じように他の職員にもメッセージをいくつか送信して広めました。編集した奴は除きますが。
しかし…これを知っただけで終わらないでしょう。今度は…あなたも死ぬことになるだろうし、我々も死ぬことになるだろうし、誰もいなくなるでしょう。そして財団は何の手掛かりも得られないまま終わってしまうのでしょう。情報災害により文書を表示することも出来ないでしょう。あぁ…最後にお知らせがあります。どうせ死ぬのですが。死ぬ前でも知っておくべきことは知っておく必要があると思いませんか。
誰かが死亡者の記録を一つ残していました。どうせパスワードがかかっていて見ることは出来ないでしょうが、見つけることは出来るかもしれません。そして、もう一つあります。以前、SCPオブジェクトについて研究していた時に、"最悪の選択肢"を発見しました。
-5のロープを再び解かないでください。1回目は問題なく終えましたが、2回目、ロープを解いt
==このメッセージは3分以上発信者の応答がないため、自動的に発信されました。==