アイテム番号: SCP-3125

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3125はサイト-41の一階にある認識災害収容ユニット3125内部に収容されます。この収容ユニットは10m×15m×3mの立方体の部屋であり、鉛・防音壁・テレパシー遮断壁に覆われています。アクセスは収容ユニットの一端にあるエアロック機構を介して行われます。このエアロックは一度に1人の人間しか収容ユニットに入れないようにプログラムされており、他者が入る前にこの人物が退出するまではロックされた状態を保ちます。

如何なる状況でも一貫性のある情報を収容ユニットから持ち出すことは許可されません。ここには手書きおよび電子的なメモ、写真、音声および動画の記録、物音、電磁気および粒子に基づく信号、そしてPSI放射が含まれます。退出サイクルにおいて、エアロックに装備された浄化システムが記憶処理ガスをエアロック内に3分間流し込み、内部に入った職員の記憶を消去します。

反ミーム部門の上級スタッフメンバーは、SCP-3125を6週間(42日)ごとに訪れなければいけません。

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アイテム番号: SCP-3125

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-3125は逆転収容プロトコルの対象であり、その影響力が明確に除去された地点を除く現実世界のあらゆる所に遍在します。この文書が存在するサイト-41の認識災害収容ユニット3125内部は、この手段で影響力の除去に成功した世界で唯一既知の場所です。この収容ユニットは10×15×3mの立方体の部屋であり、鉛・防音壁・テレパシー遮断壁に覆われています。アクセスは収容ユニットの一端にあるエアロック機構を介して行われます。このエアロックは一度に1人の人間しか収容ユニットに入れないようにプログラムされており、他者が入る前にこの人物が退出するまではロックされた状態を保ちます。

如何なる状況でも一貫性のある情報を収容ユニットから持ち出すことは許可されません。ここには手書きおよび電子的なメモ、写真、音声および動画の記録、物音、電磁気および粒子に基づく信号、そしてPSI放射が含まれます。退出サイクルにおいて、エアロックに装備された浄化システムが記憶処理ガスをエアロック内に3分間流し込み、内部に入った職員の記憶を消去します。

別のSCPエントリを主要な財団データベースに維持しなければいけません。当該エントリには収容ユニットの技術的仕様と、反ミーム部門上級スタッフが定期的にユニット内を訪問する規定のみを掲載し、説明は行いません。

説明: SCP-3125は、我々の現実世界の外部に起源を持ち、今や部分的にその現実世界と交差している、非常に巨大(完全なΘ'次元のフラクタル位相幾何学については添付13を参照)かつ極めて侵襲的な異常転移性を持つミーム複合体です。

SCP-3125は、我々のそれよりも極めて暴力的・敵対的な観念的生態系での生存に適応しています(ここで言う“我々のそれ”とは、人間の頭の中、即ち人間が持っている/生物学的に持つことが可能なあらゆる着想の集まりを指します)。人間はSCP-3125ほど攻撃的な観念には自然に触れることが無いため、人間の精神はSCP-3125に対する保護的な適応進化ができていません。SCP-3125に憑り付かれた人物は脆弱な“古臭い”観念を持つことが不可能になり、代わりにSCP-3125の中心概念を提供し普及させるという目的に全面的に従属するようになります。加えて、外見的に視認可能な物理変化を受けていないにも拘らず、影響者は外部的に人間とは認識できなくなります。

SCP-3125は我々の現実世界にまだ完全には存在していません。仮に現実世界に到着した場合、人間の知識交換システムの高度に相互接続された性質を考えると、SCP-3125があらゆる人間の思考を包括・支配・置換するまでには12時間もかからない(恐らく4時間程度)と思われます。こうなった場合、抽象概念としての“人類”は、その他の付随する“文明”・“文化”・“社会”・“共同体”・“家族”といった抽象概念の全てと共に存在しなくなるでしょう。財団はこのような事態をMK-クラス世界終焉シナリオと称しています。

財団はこのような侵襲的アイデア複合物の拡散を阻止するための実績ある技術を数多く保持していますが、それらは全てSCP-3125の自律的防御応答/境界層によって無効化されています。SCP-3125の精神的な像を完全に構築し、その真の形状を知覚すると、SCP-3125はその観測者を知覚できるようになります。その後、SCP-3125は観測者を攻撃して殺害します。攻撃のメカニズムは不明確ですが、少なくとも一部は物理的であるように見受けられます。さらに、考え方やアイデアが観測者のそれに類似する“精神的傍観者”も攻撃対象となります。この攻撃対象には常に観測者から延長した研究グループ全体が含まれており、しばしば近親者(親や子供)にも及んでいます。

攻撃には、世界からSCP-3125とその攻撃に関する全知識を消し去るという影響が伴います。この情報的“麻痺”効果は、蚊が刺した際の麻酔唾液と同様の機能を果たし、SCP-3125がその完全な顕現に先立って検出を回避することを可能にしています。

SCP-3125を発見した財団職員は、すぐに記憶処理薬を使ってSCP-3125の知識を消し去ることができれば、攻撃を免れることができる場合もあります。

どちらの場合にせよ、適切に遮蔽された収容ユニットの内部が、安全にSCP-3125の存在を観察・記録・認識できる唯一の場所という事になります。このような収容ユニットの外部では、SCP-3125の真の記述文書は致命的な認識災害を構成することになるでしょう。

SCP-3125は、故 バーソロミュー・ヒューズ博士が提唱した“非現実増幅装置”と呼ばれる機械を使用すれば事実上無力化できます(回路図は添付129を参照)。しかしながら、膨大な物的資源が必要となるのに加え、この装置は何故構築の必要があるのかを関係者が理解しないことには構築できませんでした — そのためにはSCP-3125を理解する必要があるため、プロジェクトにとっては致命的な結果を招くことになったでしょう。

この室内にある資源だけを使ってSCP-3125を無力化する手段は判明していません。

来歴: 前述した防御メカニズムのため、SCP-3125の観測履歴はほぼ完全に失われています。とりわけ、どのようにしてこの収容ユニットが建造され、収容プロトコルが確立されたのかの正確な情報は不明確です。

この収容ユニットには、財団研究者の相次ぐ訪問を経て、数多くのデータが集められています。このデータは役立つことを希望して外部から持ち込まれ、収容プロトコルに従って内部に残されているものです。このデータベースエントリに加えて、読者は財団データベースの複数の電子コピー、あらゆる種類の学術データ、広範な公開ニュースアーカイブを閲覧できるでしょう。

当然のことながら、これらのデータの大部分はSCP-3125の収容というトピックには密接に関連しません。それにも拘らず、連続的にやって来る訪問者たちが行った相関分析で、以下の事実が明らかになっています。

  1. SCP-3125は現実世界にはまだ完全には存在していませんが、その間接的な効果/前兆(例としてSCP-███、SCP-████、SCP-██▓█、SCP+█████)は設備の整っているミーム研究プロジェクトなら容易に発見できます。

  2. ミーム学研究は、今日では、最盛期と比較してかなり衰退している科学です。2008年半ばには政府機関、軍事部門、民間企業、独立研究機関、大学研究プロジェクト、著名なアマチュアグループを含む400以上もの機関が存在し、SCP-3125の存在を明らかにする可能性がある研究を進めていました。これらの多くは要注意団体、またはその内部部門でした。これらの組織は、財団の反ミーム部門を除いてもはや存在していません。

  3. 世界のほとんど誰もこの衰退を意識的には認識しておらず、上記組織の消滅についての説明はまだ付いていません。

単純に推測すると、これらの団体は全て最終的にSCP-3125を発見してその餌食となり、実際のところ、これがあらゆる主要なミーム学研究が迎える必然的結末であると考えられます。

反ミーム部門の存続は、専門的トレーニングと信頼性の高い記憶処理薬への容易なアクセスに起因しています。にも拘わらず、当部門もまた近年になってかなり縮小しており、2012年には4,000人を超えると報告されていたはずのスタッフは、2015年9月現在で125人になりました。この数値は2015年末までにゼロに到達する見通しです。時期を同じくして、反ミーム部門の世界各地における物理的な存在規模は、サイト間ネットワークや各大陸のより小さな前哨基地から、この単一のサイトであるサイト-41に至るまで、同じように縮小しています。特に、サイト-167に有ったはずの反ミーム部門の本部は、部門の総括的記憶から今や欠落しており、SCP-3125の秘匿された攻撃によって壊滅したと推定されています。

+ 補遺

+ 補遺2

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