**アイテム番号:** SCP-1155-JP **オブジェクトクラス:** Safe **特別収容プロトコル:** SCP-1155-JPは標準的なSafeクラス物品用ロッカーに保管します。新たにSCP-1155-JPが生成され次第、同様に保管します。SCP-1155-JPの周囲10m以内に"トムとジェリー"が記録された媒体を持ち込むことは禁止されます。 SCP-1155-JPの情報はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員に限定されます。この情報制限に違反してSCP-1155-JPを閲覧した人物は終了の対象となります。--ビクター博士はオフィスに留まり、監視されることを条件として当オブジェクトの研究の継続が許可されています。-- [サイディア博士記述予定] **説明:** [ビクター博士の記述から引用予定] SCP-1155-JP-Aと指定されるSCP-1155-JPを視聴した人物は、永続的に外傷に対しての耐性を獲得します。SCP-1155-JP-Aは身体の切断/圧砕/刺突等に対し、人間の身体機構を逸脱した反射運動や瞬間的な柔軟変形で対応します。これらはトムとジェリーシリーズの表現をなぞる傾向があります。唯一SCP-1155-JP-Aに有効な終了手段は、本人の意思による自殺です。これはミーム接種によって誘発することが可能です。どのような手段を用いても、SCP-1155-JP-Aから異常な体質を除去することは不可能でした。 SCP-1155-JPはビクター博士によってDVDショップから購入されたものでした。その異常な効果がビクター博士に現れたことによって、財団の収容対象になりました。Dクラス職員に行った幾つかの実験によって、致死性ミームはSCP-1155-JP-Aを殺害するのに有効ではないものの、自殺誘発ミームは有効であることが分かりました。SCP-1155-JP-Aが収容違反、その他暴動を企てた際の阻止の難しさから、実験に関わったDクラス職員はすべてミーム接種によって自殺しました。 SCP-1155-JPを活用することを目的とした視聴実験では、SCP-1155-JPには一般的な死亡シーンが持つ精神的負担を除けば、有害性がないことが立証されました。SCP-1155-JPの活用協議はLv3セキュリティクリアランス以上の人員によって行われました。SCP-1155-JPの具体的な活用方針はまだ決定には至っていませんが、SCP-1155-JPへのアクセスはLv3セキュリティクリアランスレベル以上の職員のみに限定されました。 **補遺1:** 当研究に関わっていたLv2セキュリティクリアランスレベル以下の職員はすべて記憶処理を実行されました。唯一SCP-1155-JPの視聴経験があったビクター博士は協議の末、終了が決定されました。ビクター博士のオフィスのメディアや提供されたSCP-1155-JPにはすべて自殺誘発ミームが編入され、連続視聴実験と称したミーム摂取の繰り返しによってビクター博士は心労し、自殺しました。 [サイディア博士記述予定]